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異動後すぐ辞める

 

 

退職理由の中で異動を理由に退職するという人が割と多くいます。異動=転勤で遠くの支店に勤めることになったり、同じ会社内でも別部署に移って仕事の内容が激変してしまった人もいます。

 

 

いわゆる社内の人事異動なわけですが、会社によっては、たまにおかしな異動をさせれられる事があります。今まで事務職だったのに営業職にまわされたり、総務で働いていたのに資料整理室という訳のわなからない部署に移ったり。

 

 

多くの場合は、会社の業務効率化のため適材適所となるような人事異動ですが、中には退職を引き止めるための部署異動だったり、逆に退職勧奨のために閑職に追いやる追い出し部屋への異動なんてこともあったりします。

 

 

なにはともあれ、この異動がきっかけで退職するという人が割と多くいるという事実があります。異動して新しい部署や業種に馴染めなかったり、異動先の人間関係に悩まされたりするのも、よくある話です。

 

 

 

異動後すぐ辞めるのはあり?

 

異動してすぐ辞めるとなると、異動させた意味ないじゃん、ってことになり、会社としては普通は良く思われないです。特に異動後に即退職するというタイミングだと異動が嫌で辞めるんだというのが、見え見えですよね。

 

 

なので、平穏に辞めたいなら異動した後3ヶ月〜半年くらいで会社を辞めるのが自然かと思います。もちろん、嫌で仕方ないなら周りの目を気にせず異動してぐす辞めるという選択もOKです。

 

 

 

異動辞令が出たタイミングの退職は?

 

異動して新しい部署が嫌だからというのではなく、異動すること自体が嫌な場合というのもあると思います。特に転勤で職場が遠くなってしまった場合、親の介護で現在の住まいから離れるのは厳しいだとか、子どもが定期的に通っている医療機関があるので異動は遠慮したいという場合。

 

 

あるいは、せっかくローンを組んでマイホームを購入したばかりなのに異動で単身赴任なんて嫌だとか、異動先の部署の評判が悪すぎて、そもそも異動なんてしたくないなんて人もいるでしょう。

 

 

こんな場合は、もう異動の内示が出る前の早い段階で拒否した方がいいです。そういった異動の話をされた時にすかさず断りを入れて下さい。

 

 

 

望まない異動は拒否できる?

 

基本的には会社から異動命令が出た場合、労働者側はそれに従わなくてはいけません。特に正社員はそうです。長期間働くことを前提に雇われている正社員は、社内の各部署はもちろん、いくつもの支店や店舗での勤務を経験してキャリアを重ね昇進・出世させていく為でもあります。

 

 

しかし、単なる人員不足のための人事異動の場合や追い出し部屋のような退職勧奨されているようなケースの異動の場合は、異動を拒否したり、または退職を選ぶ人もいます。

 

 

パートやバイト、契約社員・派遣社員で異動というのはあまりないです。あったとしても、社内の別の課だったり、同じ業務の他部署だったりガラッと仕事の内容が変わるということはほぼないです。

 

 

そもそも採用面接の際にそういった話をされていたりしないのが通常ですね。正社員と違って雇用形態上、短期間での労働を前提としているためキャリアップのための異動ではなく、人員補充のための異動の場合がほとんどだからです。

 

 

なので、採用面接の際に異動による転勤があるだとかいう話をされていなければ、異動を拒否することは問題ないでしょう。

 

 

 


異動命令を拒否して退職できる?

異動後すぐ辞める

 

基本的に従業員に異動の拒否権というのはありません。異動拒否すると出世コースから外れたり(正社員の場合)、最悪の場合は懲戒解雇の対象となる場合もあります。

 

 

ただし、絶対に拒否できないかというとそうではなく、労働者も場合によっては異動の辞令を拒否することができます。

 

 

@採用時の条件と異なる
入社前の採用の段階で、募集要項に職種・勤務地の指定があったにもかかわらず、それ以外の勤務場所での労働を命令された場合は、契約違反となり労働者に拒否権が認められます。

 

 

A異動することでの負担が大きすぎる
親の介護をしているのに、遠方の支店への異動を命じられたなどといった場合、労働者側に異動拒否の権利が認められる場合があります。遠方から通いながら親の介護をするとなると体力的にも経済的にも相当な負担がかかると判断されるからです。

 

 

但し、介護しているから必ず異動拒否の権利が認められるとは限りません。もともと勤務地を異動するというのは、生活環境の変化が伴うのが通常であるため、拒否権が認められるかどうかについては会社の配慮によっても異なる場合があるからです。

 

 

B異動命令権の不当な行使の場合
追い出し部屋など遠回しに退職勧奨しているのかと思えるような異動の場合です。異動理由が合理的ではなく嫌がらせによるものだった場合には、異動命令権の不当な行使として拒否権が認められます。

 

 

 

異動が不満で退職するのは会社都合?

基本的には「自己都合による退職」となります。自分の望まない異動を拒否した場合であってもです。業務や運営方針の一環として人事異動が行われるわけですので、人事異動それ自体は会社の正当な指揮系統の1つなので違法なわけではありません。

 

 

ただし、上記の@〜Bに該当する場合や下記に該当する場合は、会社都合による退職となります。

 

 

  • 破産、民事再生、会社工背、手形取引の停止など、会社の破産によって退職した場合。
  • 事業所単位で予定解雇があった場合。
  • 賃金、労働時間、勤務地、職種などの採用条件と、実際の労働条件に大きな違いがあった場合。
  • 賃金が一定以上、例えば、残業手当を除いた給料がそれまでの85%未満に低下した場合。
  • 体力不足、心の障害、病気、負傷、器官系の障害で退職した場合、特定受給資格者になります。
  • 父親や母親の死亡、または病気で扶養するために、退職せざるを得ない場合は特定受給資格者になります。

 

 

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異動後に退職するタイミングは?

異動したくはなかったけど、異動になってしまった。異動後の新しい部署でも、必死で仕事を覚えようとしたけどキツイ。新しい部署の人間関係に馴染めない。

 

 

異動後に退職する場合、大半の方は3ヶ月前後で退職するというのが多いです。新しく入社するのと違って、今まで働いてきた経歴もありますし、それなりに少し働いてからって感じですね。

 

 

多少なりとも会社に貢献してきた自負がある人もいるでしょうし、異動先の部署に顔見知りの人がいて知らない人たちばかりではなかったというケースもあります。

 

 

ですが、やはり今までの環境と違う環境で仕事をするのって通常はストレスを伴います。前の職場でのスキルが通用しなかったり、部署内でのルールも違ったり。

 

 

前の部署ではいなかった反りの合わない人がいたり。また、通勤時間が変わって、今までの生活スタイルを変えなくてはいけなくなった人もいるでしょう。

 

 

持ち家から通勤してたのに、一人暮らしを始めなければいけなくなったり、電車や地下鉄通勤だったのが、自家用車での通勤になったり。

 

 

そんなこんなで、新しい環境で勤めることになったものの、うまく適用できず辞めていく人の多くは、異動後3ヶ月後くらいで退職しています。

 

 

 

前の部署に戻してもらうよう交渉する

新しい部署での勤務が難しい場合は、異動前の部署に戻してもらうように交渉するのもひとつの手段です。個人的な都合で元の部署に戻してもらう可能性は高くありませんが、やむを得ない事情があれば、認めてくれる場合もあります。

 

 

ただ、僕の経験上、個人的な都合で前の部署に戻してもらったという話はほとんど聞きません。新しい仕事に馴染めないとか、人間関係が嫌だ、などというのは普通は個人的な事情だという風に見られます。

 

 

なので、最後の手段として退職する意思があることを伝えます。その際、前の部署に戻すから退職するのは止めてくれとお願いされるケースも出てくるでしょう。

 

 

 

異動後に辞めたいときに使える退職理由

ここでは、異動後に退職したい場合に使える退職理由をご紹介します。場合によっては元の部署に戻してくれる可能性もあるかもしれません。

 

 

@退職理由:親の介護
よく使われる退職理由ですが、異動後にこれを言えば説得力が増すと思います。例えば、異動して通勤時間が増えた、残業が増えた、休日や休みが少なくなったため、そのため介護に支障がでたというものです。

 

 

勤務地が違えば当然、生活スタイルも変わりますからね。今までの部署なら、働きながらでも実家に帰れた、介護ができたけど、部署異動に伴って難しくなったといえば、もしかすると前の部署に戻してもらえるかもしれません。

 

 

どうせ退職する決意ができているのなら、これを理由にしてうまく交渉してみるのも良いと思います。

 

 

 

A退職理由:家族の世話
親の介護と似ていますが、夫婦で働いていて妻が病気持ちで面倒を見ていたが、部署異動に伴う生活スタイルの変化で難しくなった。あるいは、子供の世話(病気の世話や通院など)をしていたが、新しい部署に異動させられたせいで難しくなりました、などです。

 

 

 

B退職理由:家庭の事情
@A以外の家庭の事情です。今までよりお金が必要になった、もっと稼げる会社に就職しなければいけなくなった、などです。お金が必要になった理由というのは、子供の進学とか、親の世話、家のローンなど何でもいいです。

 

 

また、「プライベートなことなので言いたくないです」と伝えた後に、「家庭の事情に伴う一身上の都合です」と言うのもありです。

 

 

 

C退職理由:健康上の理由
健康上の理由となれば、やむをえないでしょう。病気やケガはもちろんですが、心身のストレスによる疾患なども立派な健康上の理由です。

 

 

実際に新しい職場でストレスを抱え込み、メンタルが病んでしまう方も多くいます。それを理由に退職するのは当然、問題ありません。

 

 

ただ、心療内科に通院して診断書をとってもらった方がより説得力が増しますし、退職前に傷病手当をもらうことも条件によっては可能です。

 

 

 

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傷病手当の申請方法
傷病手当というのは病気やけがで仕事ができず会社を休んだ場合に、休業補償としてその間の給料を保証してもらえるお金のことです。病気やケガなど体調不良(健康上の理由)で働けない場合ってありますよね…

 

 

 

D退職理由:スキルアップ
異動に伴う退職理由というわけではないですが、自分のスキルアップを目指して他社へ転職するのは悪いことではありませんし、正当な退職理由です。

 

 

他社で経験を積みたいので、違う分野に挑戦してみたいのでなど前向きな理由であれば、引き止められる理由もないでしょう。むしろ引き止められて、居たくもない今の職場で働き続けることになるのは避けた方が良いです。

 

 

 

E退職理由:正直な理由を話す
これが一番難しいでしょうね。前述したとおり、個人的な理由だと認められないかもしれません。人間関係が嫌だからとか、新しい職務に馴染めないなどは、場合によっては突っぱねられることもあるでしょう。

 

 

その際、「じゃ、辞めます」と言って辞めるというのもひとつの手段ではありますが、できるだけ最後の手段として使わないでいた方が良いと思います。

 

 

 

 

 

異動と退職どっちを選ぶ?

 

異動と退職どちらを選ぶべきかは、その人の生活環境や家族環境、仕事に対する考え方なども関係してきます。親の介護や子供の通院・通学、独身か既婚か、正社員かそれ以外(契約社員・派遣社員・パート・アルバイト)かでも大きく変わると思います。

 

 

特に上記の@〜Bの条件に当てはまるような事情もなく、異動が嫌なので辞めますという決断をするのが多いです。

 

 

異動そのものよりも、異動に伴う人間関係の再構築だとか、慣れない業種をすることによるストレス、長時間残業や給料減額になってしまうといった事情があります。

 

 

 

 

 

【体験談】異動して2日で辞めた

 

6ヶ月間の契約で派遣社員で働いていた頃、契約期間6ヶ月が終わり今度は同じ会社の別の部署で働かない?と誘われて異動したものの、異動後わずか2日で辞めたという経験があります。

 

 

職種はデータ入力だったのですが、異動した職場の上司がひどすぎて2日働いて辞めました。まぁ、3日目は途中でバックレたので実質2日間です。異動前はうまくやっていたんですけどね。物流・力仕事・パワーワーク系の人間ってどうしてこうなのかなっていう感じでした。

 

 

同じ会社で職種も同じデータ入力なのに、人が違えば全然違います。あー、もうここじゃ働きたくねーと思いさっさと辞めました。あのまま我慢しても精神をおかしくしていたかと思います。自分に無理せず長く働ける環境じゃないとダメだよねーと思います。

 

 

そして派遣社員のいいところは、派遣先の会社と自分との間に派遣会社がいるところ。バックレた会社に連絡するなんて嫌。派遣会社に連絡して、もう辞めますと言って辞めさせてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 


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