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退職理由「給料が安い」

 

 

給料が安い・少ないというのは、数ある退職理由の中でも1、2を争うくらいの退職理由です。わざわざ転職してまで今より給料の低い会社に入社する人はほぼいません。

 

 

給料が低いと生活のレベルを落とさなくてはいけないことにもなりますので、実家に住んでいる人や収入度外視でやりがいだけを求めて転職する人を除いて、「給料が安いから辞めたい」というのは真っ当な退職理由であり転職理由でもあります。

 

 

給料が少ない旦那とは生活できないと言って離婚する夫婦もよく聞きますよね。結婚して子供がいる家庭ではなおさらです。そして、給与が低いという退職理由はより一層大きくなりました。

 

 

時短営業、営業自粛、外出自粛、テレワーク、時間差出勤などなど会社の営業時間の減少に伴い労働時間も少なくなり、結果、収入が激減してしまったという声が全国からあがりました。

 

 

収入面での不安が以前より大きくなり、「このまま今の会社で働き続けて良いのか」「今のままの雇用形態(派遣社員・契約社員・パート・アルバイト)でいいのか」など、考える人が一気に多くなったのです。

 

 

 

給料が安いと正直に伝える?

 

結論から言うと、場合によっては「有り」です。収入が少ない=生活ができないくらいひっ迫している状況の人は特にそうです。

 

 

入社1、2ヶ月で「給料安いから辞めます」と言うと、「おいおい、給与額を知ってて入社したんだろ?」と突っ込まれそうですが、結婚して子供のいる方なら「今のままの給料では家族を養えません」というと違いますよね。

 

 

正直に伝えるのは決して悪いことではありません。但し、今の環境だと生活が難しい、家庭の事情、子供の面倒、親の介護などでお金がもっと必要になったので・・・などと事情も併せて伝えると良いです。

 

 

 

正社員以外なら正直に伝えるのもOK

正社員以外の雇用形態、契約社員・準社員・派遣社員・パート・アルバイトなどは、「正社員で働きたいから」といえば角が立ちません。実際に正社員とそれ以外の雇用形態では収入面に大きな違いがあります。

 

 

ボーナスがあるのとないのとでは全然違いますし、給与以外に社会保障など待遇面も違います。至極真っ当な退職理由なので、会社側もすんなりと承諾するでしょう(もちろん承諾がなければ退職できない分けじゃありませんが)

 

 

【サイト管理人の体験談】
僕も派遣社員時代に「家庭の事情で今よりお金が必要となりました。正社員で働きたいので、退職させて下さい」と言って仕事を辞めたことがあります。「退職したいのですが・・・」と、最初に伝えた時はちょっと曇った顔をしていた担当者でしたが、退職理由を伝えた時は、ちゃんと納得してくれた表情をしていました。

 

 

 

退職届の書き方は?

 

退職届に「御社の給料が安いため退職します」などと正直に書く必要はありません。「一身上の都合により退職します」で結構です。書式・テンプレはネット上にいろいろありますので、参考にしてみて下さい。最近は、わざわざ退職届を提出しなくてもよい会社の方が多いです。

 

 

退職届を提出するメリットは、後になってから、退職すると「言った」「言わない」のトラブルになる心配があるからです。僕も退職予定日の半年前に退職しますと伝え、「それじゃ、上の方に連携しておくね」と言われたものの、まったく共有されていなかったことがありました。

 

 

会社を辞める3ヶ月くらい前になってから、別の上司に「退職の件ですが・・・」と確認しても「え?聞いてないよ?」と言われた経験があります。

 

 

後々トラブルになったり変な引き止めにあったり、退職そのものがなかったことにされる恐れがあるなら「退職届」として形にちゃんと残しておきましょう。

 

 

受け取ってくれそうにない場合は、郵送で送るという方法もあります。もちろん内容証明郵便で送ってくださいね。給料が安いというのは至極まっとうな退職理由ですので、事情を話せばわかってくれるはずです。

 

 

 

転職する際は印象が良くない

 

給料が安いというのは、当然の退職理由ではあるものの、転職活動をする上で面接官にそのまま伝えるのは控えた方がいいです。「前職は給料が低いから辞めました」とそのまま正直に伝えると、「うちの会社も給料が低いと感じたら辞めるんだろうな」と思われるからです。

 

 

入社したときは給料に不満はなかったけれども、何年も昇給しないままでいると安く感じるようになります。出世して順調に給料が上がっているうちは良いですが、必ずしも出世できるとは限りません。

 

 

景気が悪ければ何年も同じ給料だなんてことは珍しいことではありません。また、社内で何らかの役職についても給料がアップするとは限らないですし、給料が下がることだってあり得ます。

 

 

で、そのうち「もっと給料のいい会社に転職しよう」ということになって、前職と同じ退職理由「給料が低いから」ということで退職することになります。

 

 

転職する際は、例え嘘でも「スキルアップしたくて」とか、「もっと経験の幅を増やしたくて」など差しさわりのない転職理由を考えておいてください。

 

 

 

昇給しないのも同じ

 

給料が安いと同じ理由で「昇給しない」というのもあります。給料があがらないと、仕事のモチベーションにならないし、やる気もおきませんよね。

 

 

また、何年も勤めているのに実は新卒者と同じ給料だったとか、逆に自分の方が安かっただなんてこともあったりします。

 

 

会社内の事情や各地域の最低賃金が上がったことなどによって、自分が入社したときの給料よりも高い給料で採用募集がかけられているだなんてこともあります。

 

 

自分が仕事を頑張ってコツコツ上げてきた給料と同じ額の給料を、新卒者が入社時からもらっているとなると複雑な心境になりますよね。

 

 

これも「給料が安い」というのと同じ理由です。退職する際に正直に理由を話すと「じゃあ、給料上げるから辞めないで」と引き止める会社もありますが、聞く耳を持たない方がいいです。

 

 

退職を切り出さないと昇給を考えてくれない会社ってことだからです。日頃の勤務実績を評価されての昇給ではなく、あくまで辞められると困るからお金で引き止めただけです。

 

 

 

 

 


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