入社してすぐ辞める
入社してすぐ辞めるのはあり?
ぶっちゃけ入社してすぐ辞めるのはありだと思います。その時々の状況にもよると思いますが。1〜3ヶ月くらいで辞めるのはもちろん、1週間、3日、2日、場合によっては初日でもOKかなと思っています。
人それぞれ様々な理由があると思いますが、一概に入社した新人が全て悪いというわけではなく会社に非がある場合もあります。というより会社に非があるから辞める人の方が多いのかもしれません。
会社も会社で、入社したきた新人に働きやすい環境を整えなければいけません。受け入れ態勢が整っていないと、入社してもすぐ辞めてばかりで、いつまでも継続して働いてくれる人がいなくて、慢性的に人手不足に陥ってしまうからです。
いわゆる離職率の高い会社というのがそうです。そこで働く人に対してどれだけ会社側が環境を整備しているかによって、平均勤続年数が長い短いが変わってきます。
給与面だけでなく、仕事を覚えやすい教育制度や有休休暇の取得、産休、育休など労働者にとって働きやすい環境がなければ、入社してすぐ辞めていく人が減らないのも不思議ではありません。
入社してすぐ辞める理由
人それぞれ様々な理由があると思いますが、僕が経験してきた中では、
募集条件と話が違う
面接時の約束と違う
職場の雰囲気が悪い
自分には合わなかった
体力的にキツイ
精神的に嫌だ
などがありました。人によっては、そんな短期間に会社を辞めるなんてけしからん!などという人もいますが、決してそんなことはありません!募集要項では、給与30万円と書いてあったのに、実際に働いてみたら20万円だったらやっぱり嫌じゃないですか?(僕の経験です)
10万円も給与が違うと生活設計を土台から見直す必要がありますよね。見込んでいた収入よりも10万円ほど少ないなら、アパートやマンションを借りるときだって困ります。お金を借りるときにも月収額を書かなければいけませんし。自由に使えるお金も違ってきますよね。
どうして嘘の給与額を募集条件に載せるのか、意味が分かりません。人を集めるためでしょうかね。本当に時間の無駄でした。当然、無断欠勤して辞めましたが。
僕の経験からいって、面接時の約束を守ってくれなかった職場なんて1つや2つじゃありませんし、本来、入社時に会社から説明しなければいけない各種保険の手続きはもちろん、その日の仕事は何をするのか、休憩時間や仕事も教えてくれずに放置している会社なんてのもあります。
挨拶しても全員にガン無視されたり(挨拶するという習慣のない職場でした)、休憩時間になっても誰も休憩だよと教えてくれない・・・こんな職場で長いこと働きたいと思えますか?辞めたいと思ったらすぐに退職するのがお互いにとっても良いことだと思います。
入社してすぐ辞めるデメリット
ただし、あまりにも早い退職だと転職活動のときに印象が良くないというデメリットがあります。面接官によっては、根性がないんだなとか、常識がないのかなどと思われることがあるかもしれません。
しかし、誰でも納得するような退職理由であれば、そこをはっきり伝えれば問題ないです。また、すぐに退職してしまうと次に働く会社の給料がでるまで、収入が途切れてしまうことになるので、注意しましょう。
実家暮らしの人だとか、貯金があって生活に余裕のある人であれば良いですが、そうでなければ転職先が見つかるまでは、とりあえず働いてみるのも選択肢の1つだと思います。すぐに辞める予定だしと思うと、ちょっと気が楽になりますよ。
それと、基本的に早期退職の場合は失業保険がでません。仮に失業保険がでるまで働いたとしても、多くの場合は、自己都合退職扱いとなりますので、失業保険をもらえるようになるには、3ヶ月の期間が必要となります。
ちなみに、各種保険手続きをする前に退職した場合は、あなたが働いたという記録が残りませんので、その期間は働いておらず、転職活動をしていたと答えても、まずバレることはないでしょう。
給料はもらえるの?
法的には1日でも働いていれば給料は発生します。なので、もらえるならもらった方がいいですね。但し、給与振り込み手続き前の場合が多く、現金支給となることもあります。
給料取りに行くのに、辞めた会社にまた行かなければいかないことになるのですが、ちょっと気まずいですよね。電話で口座番号を伝えて振り込んでほしいと伝えれば、応じてくれる会社もあるかもしれません。
でも、会社に連絡すらしたくない・・・という場合は、給料受取りも含めて退職代行に依頼するというのもありです。特に1日や2日で退職した人にとっては、ありがたいサービスになると思います。
僕も自分の経験から1ヶ月で辞めた会社の給料を取りに行くのは嫌でした。当時、退職代行なんてサービスがあるのも知りませんでしたので、自分で取りに行くしかなかったのですが、実際会社に行くとすごく気まずかったです。
他にも、2日働いて辞めた会社があるのですが、上司と揉めてバックレてしまったので給料はとりに行きませんでした。個人的に少しでも給料が発生しているならもらいたかったのですが、会社に連絡する行為自体がすごくストレスだったので、断念しました。
あと、もう1つは自分から辞退したこともあります。3日間働いて辞めたのですが、事前に無断で休むのは厳禁と言われていたにもかかわらず、仕事内容が合わずに連絡せずに欠勤してしまったことがありました。これは僕が悪いのですが。
当時、掛け持ちで働いていた職場の電話に「ウチで働いている○○君ですが、そちらの職場にいますか?」という連絡が入ってきたことがありました(これも気まずいですね)。
職場の雰囲気がすごく悪くて行きたくなかったのですが、今思えば、すぐに退職したいと伝えればよかったと思います。その電話で退職する意思と、給料は受け取らない旨の意思を伝えました。
この時はさすがに自分が悪いと思っていたので、給料は受け取らずにこのまま退職させていただきたいと伝えたら、少し相手の温度感が低くなった感じがしました。
入社してすぐ辞める方法
入社してすぐ辞める方法としては下記の方法があります。
@正々堂々と面と向かって正直に退職理由話して辞める
A無断欠勤して、そのまま出勤せずにバックレる
B退職代行を使う
@は正攻法で、お金もかからず精神衛生的にも良いのかなと思いますが、ちょっとリスクもあります。退職に反対されることがある、変に圧力をかけられて退職を先延ばしにされたり、場合によっては脅迫されたりすることもあったりします。
多くの人は、@の方法を取れないからこそ、このサイトを見ているんだよ、と思います。面接時の条件と異なるだとか、明らかに新人に対しても説明義務を果たさずに(給料のことや保険のことなど)、不信感があるならAでもいいと思います。自己責任となりますが。
Bの退職代行は最終手段として使えばよいと思います。また、4つ目の方法として、Cちょっとした嘘をついて退職するという方法もあります。「親の介護をしなければいけなくなったので退職します」とか、学生バイトなら「学業に専念しなければならなくなったので辞めます」とか。
契約社員や派遣の方なら「都合により多くのお金が必要になり正社員として就職したいから退職します」と言って辞めるのです。明らかに嘘っぽいのはNGですが、円満に退職するためには、ある程度の嘘はいいかなと思います。
逆に本当の理由を話して相手を激怒させてしまうことの方がよっぽど厄介な場合もあるからです。店長と付き合っている女性と一緒に働くのが嫌なので退職します、などと言えないですよね?(ちなみに僕の体験談です)
平和的に辞められるのならば、ちょっとした嘘ならお互いの為にもいいことだと思います。多くの場合は、すんなりと退職に応じてくれるはずです。
退職代行は使うべき?
状況によるかなと思います。何かしら後ろめたい気持ちがあるならば、はっきりと退職の意思を伝えた方がいいかとも思います。退職日が早ければ無断欠勤してバックレても、会社側にはほとんどなんの損害もありませんしね。
2,3日やそこらで辞めたくらいで会社に損害がでるとは考えにくく、仮に損害があったとしても訴えるほど時間も費用もかけてられないのが現状でです。無断欠勤したことで訴えられる確率はほぼゼロでしょう。
@ある程度の期間働いていて給料も発生している、A退職代行への依頼費用を差し引いても受け取れる金額があるならば、利用してみるのもいいと思います。