初診で診断書を発行してもらうには
@診察の予約はお早めに!
まず来院する前に、診察の予約を入れます。特に今は予約を入れなければ診察してもらえないことが多いです。ウイルス感染防止のため、新規の患者を受け入れていない病院やクリニックが多いからです。
実際僕が電話予約をしたときに「新規の患者さんうけいれてないんですよねー」と断られたところが何か所がありました。既存の患者を守るために仕方がない措置ですので仕方ないですね。
診断書を発行してもらうため、自分の家の近くにある病院・医院・クリニックをネットで調べて、片っ端から連絡します。退職する前なので会社が休みの時や業務が始まる前、仕事終わりに通院できるところを選ぶ必要があります。
実際に「○○市 心療内科一覧」で検索すると何十ヶ所もの診療所がでてくるのですが、下記の項目を基準に選びました。
会社の休みにあわせて通院できるところ
遅くまで診療しているところ
会社もしくは自分の家から近いところ
実際に連絡してみると感染防止のため診療時間が短縮していたり、ネットで書かれている営業日とは異なっていたり、午前中休み・午後休みが多いところなどがあって探すのに苦労しました。
ネットで見つけて電話してサクッと来院の予約をする予定でしたが、とんでもないです。30箇所以上も連絡して、運よく日曜も営業しているクリニックをなんとか見つけました。
多くの診療所は診療日・診療時間が合わなかったり、予約しても2週間以上先になりますと言われ全然見つからなかったです。が、幸運にもなんとか2〜3日後の来院に対応してくれる・日曜も営業しているクリニックを見つけたのです。
予約をするだけで想像以上の時間と労力をとられました。会社の休み時間に電話して終わるかなと思っていたのですが、そんなことはなかったです。
ちなみに予約の際には必ず「診断書を発行してほしい」と伝えた方がいいです。後述しますが、診断書の発行には時間がかかる場合があるからです。
病院・医院やクリニックによっては、電話で軽く問診をするというところもありました。時間がなく断ってしまったのですが、予約をするのにどうして?というくらい疲れましたね・・・。
A来院する際の注意点
そして運よく予約を入れたクリニックに来院することになりました。電話した際にも言われたのですが、初診は血液検査があるとのことでした。なので、注射があります。そのため費用が8,000円くらいかかります。
診察時に必要なものはある?
当然ですが、保険証が必要です。それ以外は特に何も必要ありません。僕の場合、会社で行っていたストレスチェックシートを印刷して持って行ったのですが、結局不要でした。
ストレスチェックシートというのは、年に1回会社が実施するもので自分のパソコンもしくはスマホからストレスチェックというアンケートに回答するものです。
全部で質問が20問くらいあったかと思いますが、僕の場合は「精神的に過度な負荷がかかっています、医師の診断が必要です」みたいな診断結果でした。
診断書を発行してもらうのに、こういった自分の症状がわかるものがあれば伝わりやすいかなと思っていたのですが、医師の方は問診だけで事足りるようで、わざわざ印刷して持っていったチェックシートは見てすらもらえませんでした。
この部分は担当する意思によって違うのかもしれませんね。まぁ、基本的に持参物は保険証だけでいいようです。結果初診で診断書を発行してもらうことになったのですが、そういったものより医師にどう症状を伝えるのかの方が重要かと思います。
B医師に症状を伝える際の注意点
普通、診察には1時間くらいかかる?
実は診断書を発行してもらったクリニックの前に、別の医院に来院しておりました。その際、本来は診断書を発行するには時間がいる、診察も1時間くらいかかると言われていたのです。
来院する前の予約の際に、ちゃんと「診断書を発行してほしい」と伝えたのですが、うまく伝わっていなかったようで、いざ来院してみると医師からそう言われたのです。
どういった症状があるのかなどを聞くだけの問診になるので通常は1時間くらいかかる、それを何回か通院してからでないと診断書は発行できないみたいなことを言われました。
その診療所はかなり小規模で待合室も3人くらいしか座れないくらい狭かったですし、受付と問診室以外の部屋は有りませんでした。診断書を発行するのに一時間くらい問診してしまうと他の患者が診れないと判断したのでしょうね。
うちでは希望にそえないので他の診療所に行った方がいいと勧められました。電話予約した際に、診断書を発行して欲しいのですがと、ちゃんと伝えたのに・・・。
今思うと、受付してもらった人がやたら慣れない聞き方で「だだ大丈夫です、通常通り来院してください」「はいはい、19時くらいからやってます、はい、えー大丈夫です」「30分くらい前に来院してくれたら、はい、できますんで、はい」
・・・みたいな感じで、たどたどしく喋っていたので、一瞬大丈夫かな?とは心配していたのですが。診療時間前に電話したので電話につながるのも時間がかかりましたしね。
まるで別部署にでもいる人が慌てて電話に出たみたいな感じの受付だったので気になっていたのですがね・・・。結局5分とかからず、診療所から出ていくことになりました。費用はかかりませんでしたが。
初診で診断書は発行してもらえない?
なので、診断書を発行してもらうには普通に診察すると1回1時間くらいかかるそうです。そして、その診察を2,3回くらいしなければいけないのだということ。
考えてみれば当然かもしれません。心療内科なんて風邪とか怪我とかと違い、心の病気といえるものの原因を客観的に判断するには難しいわけです。
適応障害なんかもそうですが体調の変化となるにはきっかけがあるわけで、それを診断するには、客観的にウイルスに感染しているとかいう物理的な原因ではなく生活環境や仕事の環境だったりするんですね。
自分のこころに負荷がかかってしまい大きなストレスを抱えた、その原因を診断するには問診しかないわけです。なので、医師がじっくり話を聞いて、どんなときにそういう症状がでるのかやきっかけなど聞いて判断するしかないんです。
とすれば時間をかけて判断することになりますので、確かにサクッと診断書を発行するというわけにはいかないんですね。まぁ、確かに納得の理由です。
医師によって全然違う?診断書の発行
当の医師本人からそのような話をきかされましたので、診断書を発行してもらうには時間がかかるなーと思っていました。ところがどっこい、2つ目に行ったクリニックでは、なんと初診で診断書を発行してもらえたのです。
自分で詳しく症状を話したのもありますが、それでも5分くらいしかかかってませんね。最初から診断書を発行してほしい旨を伝えてはいたものの、これほど簡単に発行してもらえるとは思っていませんでした。
1つめの診療所の医師から聞いた話とは全然違いますね、この違いは一体何なんだろう?と思いませんか。僕の憶測ですが、診断書の発行のためとはいえ患者の話を1時間も聞くなんてしたくないんじゃないのでしょうか(笑)
実は2つ目の診療所は1つ目と違って待合室に15人くらい座れるスペースがありました。これに対して、受付1人、事務1人、医師1人の計3人で稼働しているようなんです。
ぱっと見、診察室の部屋が1つ、血液検査をする際の部屋が1つあるだけで、あとは待合室のスペースです。その待合室の一角に事務用の机と受付のカウンターがあるだけ。
僕が診察してもらいに行ったとき、すでに10人以上の患者さんが待っていました。ということは・・・診断書を発行するのに僕1人に1時間近くも時間をかけてられないじゃ・・・?
医師が何人もいる大きな病院ならば話は別ですが、この規模のクリニックでは、医師が1人しかいない状況で患者1人に対して多くの時間をかけてはいられないはずです。
現に何人も待っている患者さんがいるのに早くさばかないと後がつっかえちゃいますからね。。あくまで憶測にしかすぎませんが、そういった大人の事情が関係している気がしてならないです。
まぁ、でも結果希望どおりに診断書を発行してもらったので良かったです。問診に5分くらい、直接関係のない話もしましたが、それでも10分もかかりませんでした。
Cお薬の処方はどうするの?
とりあえず一応貰っておきました。症状を緩和する薬と睡眠薬です。2週間分で1,000円くらい。薬を処方してもらったからといって診断書を発行してもらえないわけではありません。
診断書には、薬を処方しましたという記載はされません。傷病名と、2〜3行文章が書かれているだけです。後は、僕の氏名と住所、クリニックの住所と担当医の氏名が書かれているだけです。
これで晴れて診断書を発行してもらうことができました。診察に5〜10分くらいです。待合室で待ってる時間と薬をもらうまでの待ち時間の方が長かったですね。