いじめが原因で退職する
さっさと辞めた方が早い
結論から言うと、いじめがあるなら、さっさと退職するのが一番早い方法だと思います。いじめの原因となっている人に考えを改めさせるのは至難の業です。
僕もファミレスで働いていたころ、店長の彼女が新人の女の子をいじめているのを注意したことがあったのですが、無理でした。詳しくはサイト管理人の体験談を参照してください。
店長と付き合っているというだけで、やりたい放題に振る舞い、他のバイトスタッフはもちろん、社員でも注意できませんでした。バイトの中でもリーダー職にありましたので、余計口出ししずらい状況だったのです。
仕方なく店長に直接相談したのですがダメでした。店長も自分の彼女ということもあってみて見ぬふりをしていましたし、立場上、彼女の方をどうしてもかばうんですよね。
ヘルプラインに通報し上の役職者が視察に来てくれたのですが、それでも変わらず、話し合いの末、僕は退職に追い込まれてしまったのです。シフト時間を勝手に減らされまくって辞めざるを得ない状況でした。
今思えば、もっと暴れてやればよかったとも思いますが(訴訟沙汰にするとか)、サクッと辞めるのが一番だったと思います。そこに費やしたエネルギーと時間が無駄でした。
当時、資格試験のため夜はバイトで働きながら昼は資格試験予備校で勉強するといった生活をしていましたが、勉強の方はストレスで全然集中できませんでした。
僕のように社内の相談窓口(ヘルプライン)に通報しても解決しなったというケースもあるわけです。もし徹底的に戦うなら、訴訟沙汰にしても確実に勝てる証拠をとってからという準備をしてからにした方がよいです。
辞めたいけどお金がない
辞めたいけどお金がないという人はたくさんいると思います。転職先が見つかるのか、見つかったとしても最初の給料はいつもらえるのか、それまでの生活費はどうするのか・・・。
自宅から通勤している人などはまだしも、一人暮らししている人や結婚して家庭を養っていかなければいけない人なんかは安易に退職するという決断はできないと思います。
転職先を見つけてから退職する
僕のようにお金がない人は、まず転職先を決めてから辞めた方がよいです。とは言っても、なかなか転職先なんてみつからないよ・・・という人は、つなぎの仕事でもいいです。
最低限このくらいの金額はほしいというラインで募集している仕事をとりあえず確保しておいて、そこでまた転職活動をすればいいのです。転職しておいてから、また転職活動するのは面倒じゃない?と思う方もいると思いますが、大事なのは一刻も早くその職場を去ることです。
本当にもう無理・・・と追い込まれるまで続けるべきではありません。一発で希望の転職先が見つからなければ、とりあえず仮の転職先ということで妥協できる仕事を見つけるべきです。
有休を使ってから辞める
有休が残っている人は迷わず有休を使ってから退職しましょう。半年以上、勤務していれば、法律上有休は取得できます。中には有休があっても使える雰囲気じゃない職場もあると思いますが、そんなときは退職するときに、有休消化の上、退職するということを伝えてください。
有給休暇は法律で認められた労働者の権利です。今では年に必ず何日間は使わないといけないように決まっています。意図的に有休を使わせない、使わせるようなシステムになっていない職場もありますが、堂々と主張していいです。
失業保険をもらう
退職した場合、失業保険をもらうことができます。ハローワークに行って申請するのですが、この時、会社都合による退職と自己都合による退職で扱いが変わります。
自己都合による退職の場合、失業保険の給付を受けるまでに3ヶ間の給付制限があります。つまり3ヶ月間経たないと失業保険がもらえないのです。3ヶ月間をしのぐだけの貯金があればいいですが、なかなかそんな方はいないと思います。
なので、会社都合の退職で退職するのがベストです。自己都合の退職と違い失業保険はすぐにもらうことができます。ただし、いじめが原因で会社を辞める場合、会社都合の退職で辞めるというのは困難です。
会社側がいじめがあったことを認めなければいけないからです。現実問題として、会社都合による退職を目指すならいじめの証拠を確保しておいてから弁護士のいる退職代行に依頼するのがよいです。
弁護士のいる退職代行を利用する
退職代行を使えば、もう明日から出勤しなくてもよくなります。というか、いじめがあるなら無断欠勤してそのままバックレても全然いいと思います。いじめる人が悪いし、そんな職場を放置している会社も悪いです。
会社に起きている問題はすべて会社に原因があります。その職場の責任者たちです。職場内のトラブルを解決する義務があるからです。無断欠勤して辞めても罪悪感など感じなくていいです。
1日スマホの電源を切っていれば連絡がこようとも気にもなりません(僕の体験談ですが)。1日寝てすごすのも良し。気分転換にどこか出かけても良いです。ただ、同じ退職するなら貰えるお金は貰ってから辞めたほうが良くないですか?
無断欠勤して辞めてしまうと、自己都合退職になるのはもちろん、最悪の場合だと解雇扱いになって有休だとか退職金だとかもらえるお金が減らされたり、なくなってしまう可能性まであるんです。
いじめで辞めるだけでも割に合わないのに、なんでそんな不都合な扱いを受けなければいけないのか、たまったもんじゃないですよね。どうせなら有休全部消化して、退職金ももらって、未払いになっている残業代とかも請求しちゃって、会社都合による退職扱いで、なんなら慰謝料までもらっちゃおうかしら?というのもありです。
それには、自分一人ではとっても困難です。自分の生活を犠牲にしてまでそんなことに、あなたのエネルギーや時間を費やしてはいけません。専門家である弁護士に丸投げしておけばいいのです。
最低限あなたは、いじめがあったという確たる証拠を確保しておいて、事前に弁護士のいる退職代行に相談しておいてください。即退職するのはもちろん、あなたに有利な形で退職することができます。
いじめの証拠を残しておく
スマホによる画像保存が可能であれば、スマホを利用しましょう。中にはスマホを使えない職場も多くありますのでボイスレコーダーで録音したり、メールなどはすべて保存しておくことを忘れないでください。
社内にコピー機があれば、証拠となるものをコピーしておいてください。証拠があると、後々あなたに有利に事を運ぶのに便利です。訴訟沙汰にする際にも重要な資料となります。
いじめ問題は本当に闇が深いです。第三者に解決してもらうには、いじめがあったという申告では信じてもらえません。いじめがあったと立証できる客観的な証拠あるいは証言がないといけません。
会社都合による退職扱いにさせる、慰謝料をもらう、損害賠償を請求するなどに使えますので、ぜひとも証拠をつかんでおいてください。
退職後でもいじめで訴えることは可能
退職後であってもいじめで訴えることは可能です。場合によっては損害賠償も可能です。証拠さえ確保しておけば、です。実際に新しい職場で仕事を覚えながら、前の職場の裁判の準備をするのも大変ではあります。
辞められただけでも良しとするなら、それでも結構です。ただ、時間がたつにつれて思い出しただけでイラついたり、胸がムカムカしたりするようなら、精神衛生上後から訴訟しても良いと思います。
パワハラの時と同じように、いじめられてる間ってのは正常な判断ができないものです。だんだんと精神的に追い込まれてきて、洗脳されていくような気さえするんですね。
傍から見れば、なんで戦わないの?とか平気で言う人もいますが、当事者じゃない人間に気持ちなんかわからないんです。自分と同じ境遇の人だけで自分の気持ちを分かってくれる、同じ経験をした人間だけが共感してくれるんですよね。僕も同じです。
自分一人では裁判なんて難しいと思うでしょうが、まずは相談だけでも弁護士にしてみると良いです。証拠さえあれば、新たな職場で働きながら、弁護士さんにすべて任せるだけでいいんです。
いじめ退職は転職活動に影響はある?
理由はなんであれば退職した会社があれば、いいようには見られないのが日本の転職事情です。僕のようにン十回も転職歴があれいば、誰もが訝しがるでしょう。が、一度や二度くらいの転職では不思議には思われないです。
ただ、転職活動しているときに、面接官から「どうして前の会社は辞めたのですか?」という質問があった場合には答えられるようにしておきましょう。馬鹿正直に「いじめがあったからです」とは答えないほうがいいです。
一身上の都合でも悪くはありませんが、健康上の理由だとか、もっと別の理由を用意しておいてください。あまりに突飛な、嘘とばれるようなものはNGですが、ある程度の許容できるものなら嘘でも良いかなと思います。正直に答えていい印象を抱く人は、まずいないからです。