【体験談J】国民健康保険料の減免手続き
つい先日、たまたまYOUTUBEの動画をみていたら、国民健康保険料の減免手続きについての解説動画というのがありました。そしたら、申請すれば減免される場合があるというんですね。
傷病手当を受給している場合は基本的に減免はされないのですが、コロナにかかったことのある人なら下記の条件を満たせば減免される可能性があるらしいのです。
条件(1)
令和4円4月1日以降に、新型コロナウイルス感染症により、主たる生計維持者(※1)が死亡または重篤な症状を負った世帯の方⇒全額免除
条件(2)
主たる生計維持者(※1)が、以下の@〜D全てを満たす世帯の方⇒全額または一部減免
@令和3年中に年金収入以外の収入がある
※令和3年中の収入が年金収入のみの場合は、対象となりません。
A新型コロナウイルス感染症の影響により、令和4年中の給与・事業・不動産・山林のいずれかの収入(※2)が、令和3年中の比較して3割以上減少する
B減少する収入に係る令和3年中の所得が1円以上である
C減少する収入に係る所得以外の令和3年中の合計所得が400万円以下である
D令和3年中の合計所得が1000万円以下である
(※1)基本的には世帯主の方を指します。ただし、世帯主より所得が多い世帯主以外の方がいる場合、その方を主たる生計維持者とすることができます。
(※2)給与・事業・不動産・山林以外の収入(年金収入・雑収入・株式売買による収入など)の減少は、対象となりません。
僕の場合は、令和3年にコロナに感染しています。条件1に該当しなくても、条件2には該当するかもしれません。そして形式上は、自己都合退職ですがコロナ感染によって退職した場合、会社都合による退職とみなされます。
ただそれは、失業給付を受ける場合のものであって、傷病手当を受給している場合にもそれが該当するかはわかりません。で、自分で判断しても仕方ないので市役所に電話して聞いてみたところ・・・。
「国保の保険料が全額減免される可能性があります。すでに納付通知書を発送しているので、そちらも確認してみて下さい。」とのことでした。
次の日、ポストを確認してみるとタイミングのいいことに国保の納付書が届いていましたよ。それと住民税の納付書も。
国保は6月〜翌3月までの10ヶ月で、月に1万3千円くらいの納付額でした。10ヶ月で約13万円くらいですね。昨年は月に28,900円で半年間の納付でしたから、約18万円くらいでした。
追記:正確には、概ね28,900円×9ヶ月間=およそ26万円でした。
28,900円はさすがに高いと思ってましたが、半年間だけの納付だったので納得しました(※9ヶ月間の納付でした)。10ヶ月間分に換算して10で割ると、本来は月に1万8千円くらいの額だったことになります。
追記:およそ26万円÷10ヶ月=月に26,000円だったことになります。
退職した時期(5月末)によって調整が入ったのでしょうね。前に一度、市役所に確認したことがあったのですが、国保の場合、前の年の収入で保険料が安くなる場合があると言われてました。
その際、28,900円納付していると伝えたら、「では来年は25,000円くらいでしょう」と説明を受けたんですね。半年間の納付で換算すれば、それくらいなのでしょうが、今回は10ヶ月間の納付で13,000円くらいです。
25,000円と13、000円、倍近くの差がありますが、あまり参考にならない意見でしたね。そして、市役所に行って、担当者の方に自分の今の現状をお話してみました。
- 自律神経失調症の為、傷病手当を受けている。
- 退職の2週間前にコロナウイルスに感染した。
- 失業保険は受けていない。
それぞれ、証明書類(離職票や感染したことを証明する書類、健康保険証など)を見せて確認してもらいました。すると、国保の保険料が全額免除される可能性があるとのことでした!
僕の場合、ちょっと複雑なケースだったと思われ、確認に時間がかかっていました。
条件(1)と条件(2)のどちらに当てはまるかはわかりませんが、コロナの措置も適用されること、複数の制度が適用された場合、どちらの制度が優先されるのかとか、コロナの措置は遡及適用されるとか説明を受けました。
結果、100%確実というわけではないっぽいのですが、申請書類を提出すれば保険料が全額免除される可能性があるとのことです。ただ、現在申請手続きが混雑しており、申請が通るかわかるのが2〜3ヶ月くらいかかるのだそうです。
なので、9月くらいに一度進捗状況の確認のため、市役所に連絡してくださいとのことでした。
ふ〜ん・・・。
なんか、いろいろ面倒そうですね。とりあえず申請書類を取り寄せるのに、届いた書面に掲載されていたコールセンターへ後から連絡してみることにしました。
ただちょっと思うところがありまして、もしかすると昨年も申請手続きできたのでは?ということです。昨年は7月になって急に、およそ28,900円という金額が引き落とされ、コロナに伴う減免措置の書面なんて届いてなかったはずなんです。
郵便物は必ず全部目を通しているので、間違いないはずです。減免される可能性があるのだったら、昨年手続きしたはず・・・。
念のため、今から手続きしても間に合いませんかと聞いたのですが、無理でした。書面にも、申請手続き期限:3月末までと書かれています。
減免されるかどうか正確にはわからないにせよ、昨年手続きすれば、その可能性があったのに、知らなかったせいで申請できないことになるのは・・・正直悔しいです。
仮に全額免除だった場合、支払った28,900円×9年間=およそ26万円を払わなくて済んだということになりますので。が、・・・もう手遅れです。
まぁ、確実に全額免除されていたかどうかはわからないのですけど・・・と、無理に自分を納得させることにします。
一方、住民税についてですが、届いた納税通知書では年間29,000円の支払でした。予想(年間10,000円)よりも高かったです。こちらも減免できるか確認のため電話してみました。
結果、減免は認められませんでした。お話しした担当者によると、住民税は前の年に稼いだ金額を元に計算されているので、基本的には減免の対象にならないということ。
減免される場合があるとすれば、生活保護を受けるくらいのレベルに達していることが必要で、あるいは生活保護を受給した方が早いのではないかという位なのだそうです。
まぁ、ダメもとで聞いただけなのでいいんですが。
後は国民年金ですね。これは7月に免除申請しに行けば大丈夫という話を以前したので、手続きすればいいだけです。とりあえず、税金関連はこんな感じですね。
税金については、知っているか知らないかだけで、数十万円も支払額が変わってくるので、分からない方は市役所に訊いてみるといいですよ。
基本的に市区町村からわざわざ連絡したりしてくれるということはほとんどないので。ダメもとでという精神で、一度相談してみることをお勧めします。