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やる気をなくす曖昧な評価制度

 

 

 

キャリアアップできるかは会社次第?

 

退職理由で割と多いのが「評価制度があいまい」「適正に評価してもらえない」「キャリアアップできない」というものです。

 

 

毎日残業して頑張っているのに、ちっとも給料が増えない
社内でも業績は上位にいるはずなのに昇給しないのはなぜ?
勤続5年になるけど入社時から給料が変わってない
実は新卒社員と同じ給料だとわかってショックを受けた
遅刻や欠勤を繰り返してる同僚と給料が同じなのは嫌!

 

 

こんな気持ちで働いている人って意外と多いのです。業績をあげれば誰だって評価されたいですし、何年も同じ会社にいて給料が全く変わらないなんてのも嫌ですよね。

 

 

が、そんな社員の気持ちなんて気にも留めずにいる上司、経営者の方ってとっても多いんです。基本的には従業員の人数が多い会社ほど評価制度が充実している傾向にあります。

 

 

勤続日数、出勤日数、業務態度、スキルの習熟度などの項目を基準にして定期的に評価されます。何ヶ月に1回というペースで上司との面談があったり、社内でも表彰制度があってみんなの前で表彰されたりすることもあります。

 

 

それによって従業員のモチベーションをあげ業務上にいい影響を与えると共に、離職率も抑えられるようにもなります。これに対して、従業員数の少ない小規模の会社では評価制度なんてなかったりします。

 

 

従業員が数人しかいないちっちゃな会社では、少人数でやっているがゆえに気が合う人同士で和気あいあいと業務を行っていることが多いです。

 

 

少ない人数の為、普段の仕事ぶりも上司が直接現場で見て確認できるので、そもそも評価制度などがなく、社長や上司の独断と偏見で評価が決まったりすることもあります。

 

 

 

職種・業種によって異なる評価制度

 

評価制度は職種や業種によっても大きく違います。例えば営業職の場合、獲得してきた売り上げに応じて評価が決まり給料も上がる場合が多いです。テレホンアポインターなどの内勤営業もそうですね。

 

 

アポ何件獲得で時給アップとかいう風に歩合が決まっていたりします。それに対して通常の一般事務の場合は、そういったことはありません。

 

 

誰がやっても同じような業務なので、古くから会社にいる人の方が早く正確に業務をこなせる場合が多く、大抵は年功序列型の評価制度だったりします。

 

 

新しい業務ができるようになったら給料があがるとかではなく、勤続1年目はこれくらい、2年目はこれくらいという風に勤続年数によって給料が決まるわけです。

 

 

業務に対して特に高いスキルが必要なわけではなく、誰がやってもほとんど一緒な仕事の場合というのは大抵そうですね。飲食店なんかの場合は月ごとの売り上げによって評価が決まったりします。

 

 

運搬・物流系の場合は時間内にどれだけの荷物量を運搬しただとか、塾講師なんかの場合は生徒をどこの学校にどれくらい合格させただとかが評価基準になってたりします。

 

 

 

雇用形態によって異なる評価制度

 

また、正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトなど雇用形態によっても評価制度は違います。正社員や契約社員の場合はちゃんとした評価制度がある場合も多いですが、派遣社員・パート・アルバイトの場合だと、評価制度自体がないところも多いです。

 

 

パートのおばちゃんが多いスーパーのレジなんかは勤続年数によって時給が高くなる傾向にありますが、何年も給料が変わらない現場も珍しくありません。

 

 

ホテルの配膳スタッフなんかも、スキルによって仕事が早い遅いなど差がありますが、明確な評価基準があるわけではないのがほとんどですね。

 

 

何年勤めてるから給料はこれくらいねとか、あとはせ欠勤が少ないから他に人よりちょっとだけ時給が高くするわね、とかぐらいです。但し、バイトであってもファーストフードの場合は、スキルによってランク付けされている場合もあります。

 

 

こなせる仕事の量と正確さ、出勤率・勤務態度、リーダーシップなどの評価項目があって、A〜C、T、ALなどのランクごとに給料が違う場合もあります。

 

 

 

直属の上司が未来の自分の姿

 

会社によって異なる評価制度ですが、結局のことろ自分の評価があがって行きつく先というのは直属の上司になります。直属の上司というのが自分の未来の姿なわけで、評価があがる=キャリアアップするということは、今度は自分が上司になって行くことでもあります。

 

 

5年後、10年後の姿を見たければ、5年先、10年先に入社した上司の上司を見ればわかるわけです。係長、課長、部長、支店長、エリア長などの役職がつくとこによって、だんだんと給料があがっていくわけですね。

 

 

あくまでトントン拍子に出世していけばの話です。中には、10年働いていて給料がほとんどあがらないという話もありますので、機会があれば上司にどのくらいの年月で今の役職についたのか確認してみると良いでしょう。

 

 

 

キャリアアップは正当な退職理由

 

さて、順調に出世してキャリアと共に給料も上がっていけば良いのですが、全員が全員キャリアアップ、出世ができるわけでは当然ありません。評価制度なんてあるようでないという職場なんて何度もみてきました。

 

 

いくつも新しい業務を覚えてスキルがメキメキあがっているのに3年給料が変わってないなんて話もよくあります。管理職についたのに給料が上がらなかったなんてこともありますね。

 

 

いつも欠勤してばかりの同僚と同じ給料だったとか、5年働いて新卒社員と同じ給料だったりとか嫌ですよね。なので、それをきっかけに転職するという人は多いです。

 

 

会社には表向きキャリアアップのためという事になっていますが、実際には評価されない、キャリアアップできない、給料があがらないってのが本音の理由です。

 

 

退職理由を伝えるのにキャリアアップというのは真っ当な退職理由といえます。例えば、看護師が今の業務では経験できない循環器系の現場にいってキャリアアップしたいなんかは前向きな退職理由といえます。

 

 

調理師が和食ではなく、洋食・中華にも挑戦してみたいだとか、もっと別の現場でスキルをあげたいといえば、変に引き留められることもないでしょう。

 

 

契約社員や派遣社員ではなく正社員で働きたいので退職しますというのも真っ当な退職理由になります。正直に会社を辞める理由を伝えれば、通常は理解を得られるはずですので思い切って相談してみましょう。

 

 

 

 

 

 


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