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適応障害で退職する

 

仕事で適応障害になる人が急増!

現在、仕事が原因で適応障害になる方が増えています。仕事以外の時間は普通に過ごせるのに、業務中だけ落ち着かなくなる、頭が働かない状態になる、手が震えるなどの症状がでるというものです。

 

 

ストレス社会の現代、適応障害は決して他人事ではありません。ちょっとしたことやきっかけが原因で、あなたもそうなる危険性があるかもしれないのです。

 

 

 

そもそも適応障害とは?

適応障害とは、生活環境の変化や人間関係などによる過度なストレス状況下において、気分の落ち込み、頭痛・めまいや不眠などの症状が現れることです。

 

 

一定の条件下にいる間は、仕事や学業、育児などが手につかない状態となり、酷いと日常生活にまで影響がでてしまうこともあります。似たようなものに不安障害やパニック障害などというものもあります。

 

 

 

適応障害の症状や行動

 

人によって症状が違うのですが、動悸やめまい、抑うつ状態などになり、今まで普通にできていたことができなくなります。うずくまって泣いてしまう人、攻撃的になって周りに当たり散らす人、何もかもやる気が起きず気分が沈んだままになる人などがいます。

 

 

例えば、子供が中学から高校に進学したとき、環境の変化が原因で適応障害となったり、結婚して間もなく結婚生活の中で夫が原因で、奥さんが適応障害となり離婚に至るケースなどもあります。

 

 

 

適応障害の原因って何?

 

環境の変化や人間関係、職場の環境などにうまく順応できない場合に発症することが多いです。また、上司からのパワハラ・セクハラなどでストレスが溜まり、なってしまう場合もあります。

 

 

中学生・高校生などの学校生活の中で子供がなることもありますし、社会人になってからも仕事や恋愛経験でなることもあります。一見周りの人にはストレスでないようなものでも、本人にとってはひどくストレスに感じられるため、理解されにくいという側面もあります。

 

 

初めて社会に出る社会人1年目の新入社員だったり、異業者から転職したばかりの人、例えば、事務職から初めて営業職になった人などがなる場合もあります。

 

 

環境の変化についていけない場合になってしまうことが多いです。それまで飲食店勤務だったのに、コールセンターでパソコンと向き合い電話で話す仕事につくようになった人(僕のことです)がなったりする場合もあります。

 

 

パワハラ・セクハラなんかも長い間我慢していると適応障害になることもあります。これは会社側の責任でもあります。仕事が怖いという状態にまで追い詰められます。

 

 

 

うつ病との違いは?

 

似たような症状にうつ病がありますが、うつ病は1日中ずっと症状が現れているのに対して、適応障害の場合は「ある一定の環境の中」でしか症状があらわれません。

 

 

職場の人間関係が原因で発症した場合、仕事以外の時間はいたって普通に生活できるのですが、その仕事をしている時だけしか症状がでないというのがうつ病との違いです。

 

 

 

適応障害になりやすい人

適応障害になりやすいのは、まじめな方、周囲の目を気にしすぎる方、几帳面な人、責任感の強い人などです。学生から社会人になった方の中には、毎年一定数、適応障害となる方がいます。

 

 

特に優秀だとされる新入社員が試用期間中に、適応障害となり退職したという話はよく聞きます。それまで明るい人だったが急になることもありますし、子供はもちろん大人でも、一般人でも芸能人・タレントでもなります。

 

 

 

適応障害の人は職場で迷惑?

 

適応障害になると、普通通りに仕事や勉強・育児なんかができなくなります。会社に勤務している場合は、仕事の能率が悪くなり会社側としてみればあまり良くは思われません。

 

 

人によっては甘えだとか、思い込みだなどとか言われて聞く耳持たない方もいます。会社を休んだりすると他の人にも迷惑がかかりますので、良く思わることはないです。

 

 

なかなか理解してもらえないんですね。ただ、本人も好きで適応障害になるわけではありませんし、そもそも適応障害の原因を作り出したのが職場自体であることも事実なわけです。

 

 

自分ではもう無理だなと思ったら、上司に相談して休職するか退職した方が良いです。会社の人間に何と言われても気にしないでください。

 

 

 

適応障害になった時の対処法は?

まずはストレスの原因を知る!

まずは精神科や心療内科に行き医師の判断を仰いでください。まずは何が自分にとってストレスになっているのかを知ることです。何をしているときに症状がでるのか、「それはいつから、何がきっかけだったか」自分の心や生活を見つめることで原因がわかります。

 

 

 

適応障害の治療法は?

@ストレスを取り除く

取り除けるストレスなら取り除きます。ある特定の業務をすることが原因で適応障害となってしまったなら、その業務自体をしないこと。営業職に就いたけれど、どうしても自分には無理だったなんていう場合もあります。

 

 

人には向き不向きがあります。無理してまで続ける必要はありません。自分の意志で頑張りたい・続けたいと思っていても、体や精神に支障をきたしているならば一度そこから離れるべきです。

 

 

この場合は、会社に別部署への異動をお願いしてみましょう。無理せず続けられるような、自分にあった業務・自分に合った仕事を探すというのはとても大事なことです。

 

 

Aストレスから遠ざかる

人間関係が原因で適応障害になってしまった場合などは、その環境から離れます。ハッキリと○○という人が嫌で悩んでいるのですが、と相談するもの良いです。職場の上司によっては、仕事上その人と一緒にならないよう配慮してもらえることもあります。

 

 

なんなら部署異動してもらえるよう相談すると良いです。必ずしも希望通りになるとは限りませんが、まずは相談して理解を求めることが大事です。

 

 

Bストレスに立ち向かう

 

ストレスに立ち向かうという対処法は確かに有効な手段ですが、方法を間違えてしまうと状況が悪化してしまうリスクもあります。特に真面目な方や責任感の強い方は、真っ向からストレスに立ち向かうという選択をしてしまいがちなので慎重に考えましょう。

 

 

ストレスの原因が大きければ大きいものほど、真っ向から立ち向かおうとすれば反動も大きいです。そもそも最初から立ち向かってストレスの元凶がなくなれば、すぐにそうしているはずです。そうできないからこそストレスになっているのです。

 

 

立ち向かうという選択肢も確かに有効ではありますが、あくまで最後の手段として考えておいてください。そしてその選択をするには、必ず相談してから行いましょう。

 

 

C薬物療法

薬物療法というのは薬によって症状を和らげる方法です。服薬することによって症状の程度を弱めることができます。が、ストレスの原因を取り除かない限り根本的な解決にはなりませんので、一時的な対処法にしか過ぎません。

 

 

そして、薬を飲んだ時は良くても薬の効果が切れてしまえば、また薬に頼ることになります。そうやって一種の中毒症状に陥ってしまう危険がありますので注意してください。

 

 

まったく無意味な手段というわけではないですが、一時的に使うというのであれば有効だと思います。くれぐれも服薬するのは医師の相談が必要です。

 

 

 

適応障害で休職する

 

せっかく大企業に入社したのに、退職するなんてもったいない、すぐ退職して後悔しないように、できるだけ長く勤務したいという方もいると思います。そんなときは仕事を休むという選択肢もあります。休職することで症状が治まる場合も当然ありますので、慎重に考えてみてくださいね。

 

 

休職制度は会社との雇用関係を継続させたまま、仕事を辞めずに一定期間休むものです。申請方法については、勤めている会社の規則を確認しましょう。

 

 

会社に休職制度がある場合、医師の診断書をもらい申請します。休んでいる間も定期的に会社への連絡をします。給料は発生しませんので、借金や車・家のローンなどがある方はご注意ください。

 

 

休職期間中の過ごし方は自由です。また、休職できる期間は3ヶ月〜最長3年くらいまでです。休職となった原因や勤続年数によっても異なりますが、平均して1年くらいの期間があります。

 

 

この間に、ゆっくり休養を取り医師やカウンセラーと面談するという方、社内での異動やあるいは仕事を辞めて転職することをじっくり考えましょう。

 

 

 

適応障害で退職する場合の手続きは?

 

さて、適応障害になっていろんな対処法を試したり、休職手続きもとったが改善しなかった場合、最終的に退職するという選択があります。

 

 

自分で辞職するという決断をする前に、会社から退職勧奨(退職を勧められること)を受けてしまう方もいます。そもそも会社の環境が原因で適応障害となったのなら、その会社を辞めるということが一番の近道だったのかもしれません。

 

 

退職の伝え方としては、「健康上の理由により」もしくは「一身上の理由により」退職するということで、退職願いや退職届を提出します。転職先の仕事が見つかるまでハローワークで失業保険の受給手続きや、あるいは生活保護の申請をして下さい。

 

 

 

適応障害になったら転職は難しい?

 

適応障害で退職した方が再就職するにあたって気を付けなければいけないのは、再発するリスクがあることを念頭に入れておく必要があるということです。

 

 

仕事探しするには、転職エージェントなどをうまく利用しましょう。前の会社で○○な状況で仕事をしていたら△△な症状が出てしまったなど、正直に打ち明けてみて下さい。

 

 

前職とは違う環境で働けるよう仕事を探してもらえます。適応障害者でも向いてる仕事や在宅ワークという方法もありますし、あるいはまったく別業種の仕事に就くという選択もあります。

 

 

 

適応障害が再発するリスクもある

 

適応障害になると、同じ職場に復職する場合はもちろん、転職してもまた繰り替えすというリスクがあります。以前と同じ会社で復帰するのは不安で怖いと思う方もいるでしょうし、仮に復職しても仕事は長く続かないでしょう。

 

 

会社内の他部署に部署異動させてもらうか、あるいは全く別の会社に転職するなりして環境を変えることが大事です。一定の条件下でしか発症しないものなので、治る・完治するという概念が基本的にはありません。

 

 

医師との相談の上、よく考えて決めてみてください。携わる業務が違えば、仕事が違えば、そして人が違えば世界が違って見えます。僕自身の経験ですが、飲食店で働いていた頃クビになったことがあります。

 

 

当時の環境はろくに仕事を教えてもらえず、経験者なんだからできて当たり前という風潮でした。でも、同じ飲食店だからと言って店ごとに調理方法だとか、業務のこなし方が違うわけです。

 

 

わからないことを質問できるような雰囲気ではなかったので、ミスばっかり連発してしまい本当に毎日が嫌でした。こんな環境で仕事したくなと思い辞めると決めたころに、同じタイミングでそれとなく退職を勧められたこともあり、あっさり承諾してとっとと辞めました。

 

 

 

 

使えない人間がみたいなレッテルを張られた感じで仕事をしてましたが、次に働くことになった職場では(同じ飲食業界です)、なんと職場の責任者に抜擢されました。

 

 

環境が違えば、世界が違って見えます。何十回も転職した中で言えるのは、同じ職種でも自分にあった職場とそうでない職場というものがあるということです。

 

 

職場の環境に耐えられず適応障害になった方の気持ちはよくわかります。無責任に言うわけではありませんが、退職してみてわかること、転職してみてわかる世界というのは確実にあります。

 

 

今の職場の環境に悩んでいる方、どうか無理して働き続けないでください。自分にとって働きやすい職場、長く続けられる職場というは必ずあります。

 

 

 

 


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