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キレイな会社の辞め方

 

 

キレイな会社の辞め方とは?

 

キレイな会社の辞め方というものがあります。立つ鳥跡を濁さずという諺にもある通り、去っていくものは、何もトラブることなく、周囲に迷惑をかけず、自分が辞めても何の支障もないように準備を整え辞めていくことです。

 

 

円満退社とも言いますね。契約期間を定めて雇用されている方(有期雇用契約)の労働者の場合なら、「契約期間満了につき退社します」とか、「結婚や出産を機に家庭に入るので辞めます」とか、家族の都合で遠くへ他県に引越さなければいけなくなったので退職しますといったものです。

 

 

退職理由について周囲が納得できるものが第1の条件です。その上で、
前もって上司にその旨を伝え仕事の引継ぎをすること
自分が抜けた後の人員補充がなされ、
その後継者が自分のスキルと同等かそれに近いスキルを習得するまで育ち、
あなたが退職しても、以前と変わらず仕事が回る状態にする

 

 

というのが理想です。が!これはあくまでも理想です。現実問題そんなに甘くありません。恩を感じている会社であれば、そうすればよいでしょう。しかし!クソみたいな会社が世の中にはびこっている現実を見れば、そんなキレイに会社を辞めることなんて難しい場合があります。

 

 

 

 

特にブラック会社に勤めているあなた!一刻も早くそこから抜け出さないと身体や精神の危険にさらされます。身体や精神どころか命の危険に晒されるといっても過言ではないでしょう。

 

 

それに、退職するときはこうやって退職すべきといった理想論が世の中に広まったら、不都合なことも起こります。ブラック会社、いじめがある職場、パワハラ、セクハラが横行している職場だったら、「退職を引き留める理由」に利用されてしまいます。

 

 

「人手不足なのに、今お前に辞められたらどうなるかわかっているのか!」「お前の後釜が決まるまで辞められると思うなよ?」「入社したばかりで何言ってるの?」などと、退職を引き留めるため(会社を辞めさせないため)にこのように言われることは間違いありません。

 

 

まじめな人間ほど、去っていくときは、ちゃんと筋を通してキレイに辞めていきたいと思うものです。僕もそうでした。自分が抜けても仕事が回るようにとか、お世話になった人に挨拶して笑顔で見送ってくれるように・・・なんて思っていましたが、無理ゲーな会社が多すぎるんです。なので、声を大にして言います。

 

 

 

「別にキレイに辞めなくてもいいんです」

 

 

 

逃げたいなら即逃げて下さい。身体や精神を病んでまで働き続ける必要はありません。この項目では、あくまでも円満に退職するための理想と、僕が実際に退職したときはどうだったか、会社側としてはどう感じるのかなどまとめています。

 

 

 

 

理想その@:1〜2ヶ月前に退職の意思を伝える

 

実際に退職する日の1〜2ヶ月に会社を辞める意思を伝えるのが良いです。あなたが退職したら、後任に誰かが任命されます。後任者が社内にいなければ求人広告で募集をかけたりします。

 

 

すぐに後任者が決まればいいですが、そう簡単に決まらない場合もあります。あなたが退職するときの役職や職種、雇用形態にもよります。 仮に決まったとしても、すぐにあなたと同じ仕事ができるとは限りません。

 

 

場合によっては1から仕事を教えなければいけないことも出てくるでしょう。そういったことをふまえると、退職の意思は1〜2ヶ月くらいに伝えるのがベストだと思います。

 

 

 

現実その@:場合によっては即日退職もあり

 

期間の定めのない雇用契約の場合、退職の意思は2週間前に伝えてよいことになっています。なので、最短でもそのくらいの時期には辞める意思を伝えるとよいです。しかし、例外もあります。

 

 

世の中クソみたいな会社ばっかです。パワハラ、セクハラ、いじめ、詐欺(採用された時の就業条件である給料や勤務時間などが違う)、新人つぶし、仲間はずれなどなど・・・。人としてのマナーのない会社、約束も守れない会社は一刻も早く去った方がいいです。

 

 

失うものが多くないなら、翌日無断欠勤してそのままバックレ(避難?)でも良いと思います。身体と精神が壊されるより100倍マシです。そんな環境の会社が悪いからです。原因は会社にもあるんです。

 

 

 

 

理想そのA:自己都合の退職であること

 

退職する理由は、自己都合による退職であることが無難な辞め方です。退職理由も周囲が納得するものであれば、波風立てずに静かに会社を去ることができるでしょう。

 

 

退職日が来て、その日の仕事が終わりに「今までお世話になりました」と挨拶しておしまい。みんなに挨拶して、同僚や部下や上司からも「いままでありがとうな」「元気でね」とか「たまには遊びに来てね」とか、祝福なんかされて笑顔で見送ってくれることです。

 

 

そして、そのまま、あるいは日を改めて送迎会なんか開いてもらったりして、みんなでお酒を飲んで今までの苦労をねぎらってもらったり朝まで騒いだり・・・。そうやって去っていくのが一番良いと思います。

 

 

 

現実そのA:会社都合で退職することもある

 

自己都合の反対である会社都合による退職というのは、退職勧奨、倒産やクビ、懲戒解雇など、とてもじゃないですが、静かな辞め方ではないです。あなたの履歴書にも傷が残るようなものばかりです。

 

 

基本的にこれらは、会社都合による退職となります。職場の環境が原因で病気やけがをして労災認定された場合などもそうです。ちなみにですが、懲戒解雇は履歴書に書かなくても調べればわかってしまうので、転職する時に苦労します。

 

 

自己都合による退職だと、失業保険をもらうまでに3ヶ月の制限がありますが、会社都合による退職だとすぐに失業保険をもらうことができます。

 

 

会社都合による退職者が多いと(つまり離職率の高い会社だと)、会社が融資を受ける際にちょっと不都合になるので、一部を除き、会社というのは「会社都合による退職」というのを敬遠しています。

 

 

つまり、なるべく自己都合で退職してほしいと願っているわけです。「お前はもうクビだー」というと会社都合で解雇したことになるので、そうは言わずに周囲とは違う扱いにして退職に追いやることをします。

 

 

あくまで自分から辞めますと言わせるために、陰湿ないじめや追い出し部屋に異動させたり、勤務時間を減らすことで自分から辞めるように仕向けるんです。僕の周りにも「会社としてはやめさせられないから、自分で退職ってことでいいね?」といわれた友人も実際にいます。

 

 

 

理想そのB:職場に不満が無い

 

職場に不満が無いという理由なら穏便に退職が進むでしょう。職場で何かトラブルがあって、そのタイミングで辞めると、周囲から「それが原因で辞めるんだ」と思われてしまいます。

 

 

例えば、仕事でミスばかりして上司から怒鳴られた直後に「退職します」と言うと、ほぼ間違いなく「仕事のミスで怒られたからってすぐ辞めるんじゃ、この先やってけないよ?」などといわれて受付けてくれないですし、後味も悪いですよね。

 

 

退職の申し出をして会社が合意しなければ退職手続きが進みません。すんなりと退職の申し出を受け入れてもらうためにも、できれば何かトラブルがあったタイミングで退職の意思を伝えるのは避けましょう。

 

 

むしろ、会社に何の不満もないけど、別の理由があるから仕方なく辞めることにしたんだよねーと堂々と言えるような状況が望ましいです。

 

 

 

現実そのB:本当の理由はみんな言わない

 

職場環境に不満のない人は、まずいません。みんな何らかの不満を大なり小なり抱えて働いています。ある程度妥協はしているのでしょうが、それでも何か譲れない部分があったり、我慢を続けていて、ある日突然それが爆発してしまったりします。

 

 

不満はあるけど、退職するときにそれをはっきり言わないだけです。言ってしまうとカドが立つからです。穏便に、静かに、スムーズに辞めたいと願うなら、多少の嘘をついてでも無難な退職理由を伝えて辞めるのが良いでしょう。

 

 

これから退職の申し出をする上司に向かって、「あなたと一緒に働きたくないので辞めます」とは、さすがに言いづらいですよね。心の中ではガンガン叫んでたりするんですけどね。

 

 

職場の人間関係やサービス残業がある、休みがとれない、何日も終電まで帰れないなど、職場の環境が原因で辞めるなんて、むしろ自然なことです。

 

 

 

理想そのC:転職先が今の職種と無関係なこと

 

例えば、飲食店で働く場合、別の飲食店のほうが給料や労働時間など、条件がいいので辞める人はよくいます。でも、お店の方から見れば、今まで自分のお店で働いていた人が同業他社で働くことを快く思いません。

 

 

社外秘といわれる会社の内部事情を同じ業界のライバル店に情報が漏れてしまうからです。飲食店の例でいえば、その店独自の秘伝のスープの作り方を教えた人が退職してライバル店で働くことになると、大事なスープの作り方がライバル店に漏れてしまうことになりますよね。

 

 

なので、こういった退職は好意的には受け取られません。それどころか、一定期間、同業他社に転職するのを禁止されることもあります。退職後1年間は同じ職種に転職してはいけないと誓約書を書かされるんです。

 

 

競業避止義務というものです。飲食店の業界では、あまり聞かないですが、コールセンターなどでは良くある話です。退職する際に、誓約書というものを書かされます。

 

 

 

 

現実そのC:労働条件の良い会社に転職するのは自由

 

会社側の都合はよくわかりますが、それでも同じ業界で今よりも好条件の仕事があったら転職してみたいですよね。しかも、転職する際に「業界経験者です、同じ業界の○○で働いていました」といえば、即戦力を見込まれてすぐに採用される確率も高いです。

 

 

なにより、本人にとっては同じ仕事内容なのに、なぜ他の会社ではここより給料がいいんだろう、待遇がいいんだろうという疑問を持つ人は少なくありません。今と同じような仕事をして、今よりも給料がよければ誰でも会社を辞めて、別の会社に転職しようと思うのは、自然なことです。

 

 

 

 


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